お子さんを「初めての歯医者さん」に連れていく時期でお悩みではありませんか? 当院ではまず「歯が生え始めたら」、検診に来てもらうようおすすめしています。検診で治療をすることはほとんどありません。まずは「お口の中を見せること」に慣れてもらえるようにしています。
乳歯の時点でむし歯がないのとあるのでは、永久歯がむし歯になる確率に10倍の差が生まれます。また、むし歯がきちんと治せていないと、最悪、歯を失うことになりそこに歯が傾いてくることで、永久歯の歯並びが乱れる原因にも。それほど乳歯の時期のむし歯が、将来に与える影響は大きいのです。お子さんのむし歯、「いずれ生え変わるから」と、放置してしまっていませんか?
- お子さんは自分でお口のケアをするという意識がまだない
- お子さんの好む食べ物は粘着性が高く、お口の中にプラーク(歯垢)がつきやすい
- 乳歯・生え始めの永久歯はやわらかくむし歯になりやすい
- 乳歯は、エナメル質や象牙質の厚さが永久歯の半分くらい
- だ液による再石灰化の力が弱く、むし歯になると進行が早い
お子さんの歯は5~12歳頃に徐々に永久歯へと生え変わりますが、この時期もむし歯に要注意です。生え変わりの時期は、常にどこかの歯が抜けていて歯並びがデコボコ。そのため、普段以上にブラッシングが難しくなります。この時期にできるだけむし歯を作らないよう、お口の状況に合わせたブラッシングを行うと同時に、歯科医院でチェックを受けることが大切です。
- 生え始めの歯はむし歯菌に対する抵抗力が弱い
- 歯がデコボコしておりブラッシングしにくい
- 最初の永久歯(第一大臼歯)は歯列の一番奥に生えてくるため、奥歯部分は歯ブラシが届きにくい(第一大臼歯が生えるのに1年半もかかることがある)
- お口のケアが親御さんからお子さんへ移る時期で、日々の十分なチェックが難しい